9日、北朝鮮にとって重要な国家規模の祭典「建国60周年」を祝う記念式典が開催された。
しかしその会場には事実上の国家元首である金総書記の姿が見られなかった。
各メディアは「重病(脳卒中)」であると報じ世界が注目している。
まぁこの「重病説」の出所はKCIA(韓国中央情報部)のオフレコが原因とも言われているので信憑性は低いと思うが数日後何故かCIA(米中央情報局)経由でもオフレコとしてマスコミが報道を開はじめている。
・・・何か不穏な動き??
先に開催された六カ国協議で核開発の大幅な制限の引き換えにテロ支援国家指定解除を盛り込む取引が成された。こういった協議は回りくどいのでわかり易くすれば「暫定的な軍備縮小(核開発)」の変わりに「経済制裁緩和」って事だと思う。この取引が効果ありとの報道がなされたが核関連施設の縮小どころか拡大しつつある。
米研究機関(GLOBAL SECURITY)が発表したところによると北朝鮮西部に建設中のテポドン2の発射基地も80%が完成しているとの事、完成すれば米国を射程圏に収めるICBMの運用が可能。また短時間に複数発の
ICBMを発射する事も可能としている。
勝手な妄想だが北朝鮮軍部が政権に重大関与を始めたのであれば非常に危険だと思う。
日本、韓国、中国にとって北朝鮮の存在価値は「その地理的条件に存在する事」つまり三国にとっての一種の防波堤的役割。だから「生かさない殺されない」という外交政策が成されている。しかし軍部が主導を握りると朝鮮半島のパワーバランスが崩壊する。もちろん軍部が実力行動にでたとしてもNBC兵器による反撃が懸念されるが基本は瞬殺されるだろう。そんな事よりも問題はその後どうなるかだろう。
北が敗戦した場合はこれまで「生かさず殺さず」政策を実施していた国(戦勝国)はこれを継続する為の大義名文を失う為、間違いなく「新北朝鮮」はありえない。となると単純に考えられるのが「統一朝鮮」「中国領土化」だろう。そして見え隠れする米国、ロシアの思惑。。
そんななか米国サブプライム問題、欧州金融通過暴落。。
・・・いわゆるバブル崩壊。。
今日までの超大国と超連合がこれからの世界スタンダードを継続できるとは・・・
一方中東資源利権争いで奮闘する既存大国。。一方では未開に近いアフリカ資源利権を着々と進行させるロシア。。
・・・妄想はこの辺で。。
本題に戻ろう。金総書記が健在なら10月10日の労働党創立記念式典に姿をあらわすだろう。
逆を返せば現せなければ国内外で主権を失ったと疑われるだろう。
PR