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2024.11.24 - 
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冤罪

11月12日、32年前に英国で発生した少女に対する性的暴行殺人、死体遺棄事件で英ブラフォードの刑事法院はコミック販売業の男性被告人(54歳)に終身刑の判決を下した。

被告人は公判で無罪を主張したが陪審の多数決で有罪評決を下した。

事件は1975年 英国マンチェスターで買い物に出掛けた11歳の少女が行方不明になり三日後、遺体で発見されたというものである。

逮捕に至る経緯は2005年に起きた別の性的暴行事件で被告人が逮捕された。この時に採取されたDNAが被害少女の衣服に付着していた体液のものと一致した為、この事件との関連性が再捜査され逮捕、起訴となった。

この報道は共同通信のみをソースとしているので情報不足の為、根拠に欠く可能性もあるが指紋同様の決定力を有するDNAの一致が決め手になったと思われる。


この事件の最大の問題は当初容疑者とされた男性が拘束され裁判で有罪となり16年ものあいだ投獄されている。いわゆる冤罪事例である(その後の再審で無罪)

もしあなたが陪審員として出廷する事になった場合、公平な判断はできますか?
メディアの発達により疑惑をあたかも事実として放送する娯楽報道が増えているこの御時世に裁判前の報道を無視し刑事裁判で被告人を「無罪の推定(推定無罪)」の原則を遵守する事ができるだろうか。


わが国に於いても数年以内に適応されであろうる陪審員制度に大きな疑問が残る。法の大義を逸脱する国民スタンダード裁判がまかり通れば法は必要なくなる。そもそもモラルの低下が巻き起こす事件をモラル無き人々が裁く。ある意味「戦争裁判」より強烈ではなかろうか。


疑問を残しつつ今日はこの辺で・・・

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